事前にチェックしないと料金が割高になったり、今まで使っていたサービスが利用できなくなったりするので、見落としがちなポイントも含めて、乗り換えを検討しているなら要チェック。MNPや申し込み方、利用開始の方法などが不安な人もぜひ参考にしてください。 楽天モバイルの契約には「楽天アカウント」が必要です。まだ持っていない人は作成しておきましょう(無料)。 MNP予約番号を発行するには、「my UQ mobile」にログインしてください。ログインにはmy UQ mobile IDまたはau IDが必要です。なお、電話でもMNP予約番号の発行は可能です。 my UQ mobileにログイン 注意事項を確認のうえ[MNPご予約へ進む]をタップしてください。 その後、メールアドレスの登録(任意)、転出理由の選択、注意事項の確認など、画面の案内に沿って進めてください。 MNP予約番号が記載されたSMSは、削除せず保管しておいてください。念のため、スクリーンショットを撮っておくのもおすすめです。 オプションやSIMタイプを選択したら、[この内容で申し込む]をタップします。申し込みと同時に端末を購入する場合は[製品選択へ進む]をタップし、購入する端末を選択してください。 「書類画像をアップロードで確認」「AIかんたん本人確認(eKYC)」「受け取り時に自宅で確認」のどれかを選択してください。いずれも本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)が必要です。
書類画像をアップロードで確認:本人確認書類を撮影し、アップロードする AIかんたん本人確認(eKYC):本人確認書類と自身の顔を同時に撮影。eSIM対応スマホでeSIMを申し込んだ場合、最短5分で回線の開通が可能 受け取り時に自宅で確認:SIMカードの受け取り時に配達員に本人確認書類を提示する(eSIMを選択した場合、後日スタートガイドが配達された際に提示)
楽天モバイル契約時の必要書類と注意点、本人確認不備になるパターンまとめ 本人確認方法を選択したら[次へ進む]をタップし、画面の案内に従って本人確認をおこなってください。 乗り換える電話番号、「手順1」で発行したMNP予約番号の入力、および有効期限を選択します。有効期限は7日以上残っている必要があり、残り日数が6日以下だとMNP予約番号を再発行する必要があります。 数日後にSIMカードが届くので、それまで待ちましょう。 SIMカードと一緒に送られてくるスタートガイドにも、利用開始の手順や注意事項が記載されているので、あわせて参考にするといいでしょう。 SIMカードを申し込んだ回線の申込番号のステータスが「準備中」となっているので、タップして選択します。申し込んだ回線を確認したうえで[転入を開始する]をタップしてください。 なお、[MNP転入手続きを開始する]をタップすると、その瞬間にUQモバイルは自動で解約となります。 もしSIMカードの取り出し用ピンがなければ、ペーパークリップの先端で代用できます。ただし、ペーパークリップを使用する際は無理に押し込まないよう、力の入れ具合などに注意してください。 SIMカードを入れ替える手順を全解説、安全な取り出し方/入れ方とは? なお、通信状況などにより回線の開通に時間がかかる場合があります。SIMカードを挿し替えてもネットワークが接続されない場合は、少し時間をおいてみてください。 これでUQモバイルから楽天モバイルへの乗り換え作業は完了です。 楽天モバイルで回線が開通しない? 接続できないのは「APN設定」が原因かも 専用の通話アプリ「Rakuten Link」を使えば通話料もかからず、普段ネットサーフィンをせず電話をメインで使う人なら割安で利用できます。 では実際に、UQモバイルと楽天モバイルの料金をプラン別にチェックしてみましょう。 楽天モバイルは月額3278円で高速データ通信無制限(楽天回線接続時)となるのに対し、UQモバイルは月額3828円で月間データ容量25GB(増量キャンペーンにより最大13カ月間は無料で30GB)であることを考えると、楽天モバイルの方がお得であるといえるでしょう。 一方、月間データ使用量が1GB未満だと0円になる仕組みは廃止となり、最低月額料金は1078円となりました。10月末まではポイント付与との相殺などで実質0円で利用できる期間もありましたが、11月からは最低でも必ず月額1078円が発生します。 楽天モバイルを0円で使えるのはいつまで? UQモバイルの場合、最も月間データ容量の大きい「くりこしプランL +5G」(月額3828円)でも月25GB(増量キャンペーンにより最大13カ月間は無料で30GB)。外出先で動画配信サービスを頻繁に視聴する人などは、月末に月間データ容量が上限に達してしまい、速度制限にかかってしまう可能性もあります。 ただし、データ無制限の対象となるのは楽天モバイルの自社回線内に限られます。楽天モバイルの自社回線エリア外はパートナー回線としてau回線を借りており、最大1Mbps(5GB超過後)となる点は注意が必要です。 Rakuten Linkを使っていない相手にかけても無料です。友達や家族との通話だけでなく、お店に予約の電話をする際なども通話料金がかかりません(ただし一部番号は有料)。 また、Rakuten LinkならSMSも無料で使えます。Rakuten Link同士なら最大100名までのグループメッセージも可能で、写真・動画・ファイルなどの送受信も可能です。ただしiPhoneユーザーの場合、相手が楽天リンクユーザーを使っていないとiOS標準のメッセージアプリでの送受信となる点は注意が必要です。 UQモバイルが使用しているau回線の人口カバー率が99.9%(2018年度末時点)であるのに対し、楽天モバイル回線の人口カバー率は97%(2022年3月末時点)。わずかな差に思えるかもしれませんが、実際の繋がりやすさには大きな影響を及ぼしています。 楽天モバイルは、障害物に強く屋内や遠方にも浸透しやすい周波数帯(いわゆる「プラチナバンド」)を所有していないこともあり、地方・山奥・地下・屋内などでは楽天モバイルのほうが繋がりにくい可能性が高いと考えられています。 サービス開始より驚異的なスピードで基地局を増設している楽天モバイルですが、料金よりも回線の繋がりやすさを重視する人は、au回線を使用しているUQモバイルのほうが適しているといえるでしょう。自身の住んでいる地域が楽天モバイル回線の対応エリアに含まれているかどうかは公式サイトで確認できます。 iPhoneを使っている場合は、一部の古い機種を除きほとんどのモデルが対応しているため、対応端末について気にする必要はありません。しかし、Androidスマホの場合、機種によっては回線に対応していない可能性もあります。たとえば、楽天モバイルではMotorolaやLGなどによるスマホは、すべてのモデルが回線に対応していません。 実際には問題なく使えるかもしれませんが、乗り換えてから利用できないことが判明すると、元に戻すか別のスマホを用意するしかなく、無駄な手間やお金がかかってしまいます。自身のスマホが楽天モバイルで利用できるかは、事前に公式サイトで確認しておきましょう。 動作確認済み端末の一覧にないだけという可能性もあるので、どうしても今使っている機種で乗り換えたい人は直接問い合わせて確認するのがおすすめです。 まったく使わない月であれば月額料金は最低価格の1078円で済みますし、20GB以上でも3278円で収まります。たとえば、仕事などで特定の月だけ大量に使う人でも、プランを変更せずに持ち続けることができるのが便利なポイントです。 楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT VIIなら月額3278円でデータ容量無制限になるため、速度制限を気にせず利用できます。 楽天には、グループサービスを利用するごとに「楽天市場」のポイント付与の倍率が段階的に上がる「SPU(スーパーポイントアップ)」という仕組みがあります。楽天モバイルもSPUに組み込まれていて、契約中は楽天市場でのポイント倍率が+2倍になるのです(ダイヤモンド会員は+3%)。 以前は楽天モバイル契約による付与率アップは+1倍でしたが、2022年11月の改定により最大+3%に改良されました。 貯まった楽天ポイントは毎月の楽天モバイルの料金支払いに充当できるので、うまく活用すればスマホ料金を抑えられるでしょう。 楽天モバイルの月々の利用料金は、楽天カードでの支払いがおすすめです。楽天モバイルでは料金の支払い100円(税別)につき楽天ポイントが1ポイント進呈されますが、楽天カードで支払うことで楽天ポイントを二重取りできます。このほか、端末の分割払い手数料が無料になったり、新規入会時にポイントが付与されたりと、楽天カードユーザーはかなり優遇されています。 ここでは楽天モバイルが実施している端末購入キャンペーンのうち、狙い目となる機種を紹介しています。 ポイント還元の条件は以下の通り。3つの条件を達成すると、最大2万4000ポイントの還元を受けられます。 上記のキャンペーンを組み合わせることで、最大2万4000ポイントの楽天ポイントが付与されます。 たとえばiPhone 14の128GB(定価13万1800円)の場合、25カ月目で機種変更すると、残り24回分の支払いが不要になり、支払い総額は6万5880円となります。 また、iPhone 12シリーズ・iPhone 13シリーズ・iPhone SE 第3世代もポイント還元キャンペーンの対象となっています。 クーポン付与の対象となるAndroidスマホは以下の通りです。
楽天モバイルを申し込む(新規・他社からの乗り換え・プラン変更) 開通手続きを完了し、Rakuten UN-LIMIT VIIのプランを開始する 購入した端末を利用し、申し込みの翌月末日までにRakuten Linkで10秒以上の通話をする
たとえばAQUOS sense6の場合、通常の製品価格3万4980円からクーポンおよび申し込み特典を適用すると、実質1万5980円で購入できることになります。