Twitterの「セーフティモード」は、2021年9月に約1000人の英語圏ユーザーを対象にテストが開始された機能。スパム投稿や攻撃的なリプライなどをしてくるユーザーを、一時的に自動でブロックします。 — Twitter Safety (@TwitterSafety) February 15, 2022 今回、このセーフティモードのテスト範囲を、米国と英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランドの英語圏ユーザーを対象に拡大します。Twitterはセーフティモードのテスト拡大について、フィードバックや洞察をより多く得るためとしています。日本を含め、英語圏以外の地域でのテスト予定などについては不明です。 Twitter上での攻撃的なリプライや望まない交流については、かねてよりTwitterがさまざまな観点で対策をおこなってきました。2020年9月には自身のツイートに対してリプライできるユーザーを制限する機能を実装、また2021年10月には白熱している会話に対して注意喚起を表示する機能のテストを開始しています。 ただセーフティモードは、一時的ではあるものの攻撃的と判断されたユーザーを自動でブロックするという強い措置を講じる機能です。本来のユーザー保護を超えて健全な議論の妨げとなってしまう懸念もあるため、今後も運用の仕方やシステムの評価基準などについて慎重なテストがおこなわれるものとみられます。
