LINEは、友だちやユーザーのつながりを活かして日常の疑問などの質問・解決を行うQ&Aサービスアプリ「LINE Q」を、Google PlayおよびApp Storeにリリースした。
「LINE Q」の特徴・レビュー
「LINE Q」は、LINEユーザー同士が日常の疑問などを質問・回答し解決する、スマホに最適化したQ&A式の情報プラットフォーム。 普段の生活で何か困ったことやわからないことがあった時、「LINE Q」アプリからすぐに質問でき、回答者もチャット形式の画面でテキスト・写真・動画・位置情報・スタンプなどを組み合わせ、気軽に回答できるのが特徴となっている。 さっそく中身を見ていこう。
初回の登録
初回起動時、LINEでログインするか、ゲストログインするか尋ねられる。 いずれにせよ、LINE QではLINEとは別の専用IDを取得して質問・回答を行えるため、見知らぬユーザーとLINEでつながることはない。 ここでは[LINEでログイン]してみる。 まずは、LINE Q内で公開されるニックネームを入力する。 一度登録すると変更できないので、しっかり使うつもりの人は慎重に決めたい。 次に「どんな質問が気になる?」との質問。興味のある分野を選択しよう。 ここで選択した分野は、後に「マイページ」において自分の持ち分野のように扱える。
ホーム(タイムライン)と分野
登録が済むと、メイン画面に移る。 左下の[ホーム]ボタンの先はタイムラインが流れており、友だちが気になっている質問や、自分の興味のある質問(先ほど選んだ分野が中心)が集まってくる仕様だ。 左から2番目の[分野]には、LINEユーザーの関心が高い話題のジャンルが表示される。分野ごとに、注目が集まっている質問を眺めるだけでも楽しめるだろう。 サービスインしたばかりなうえ、ざっと全体的に見たなかでの印象論となるが、さすが国内5,000万ユーザーの実力。回答が付くペースは猛烈な勢いにみえる。 比較的ライト(分量的に)な回答が中心となっており、「語学」など少し固めの分野の質問にはそれほど回答が付いてないようだ。
質問する方法
中央の[Q]ボタンからは、質問ができる。 LINEのタイムライン投稿のような要領で簡単に行え、テキストによる質問文に加え、スタンプや写真、位置情報なども添付可能。 質問が用意できたら[次へ]をタップすると、質問の宛先や投稿スタイルを指定できる。 質問の宛先は大きく、分野を指定して広くLINE Qユーザー全体から回答を求めるのか、友だちに限定して公開範囲を友だち(LINEでログインしている場合)のみに絞るのかに分けられる。 なお、訊きにくい内容であれば、チェックを入れて匿名で質問することも可能だ。 最後に[投稿する]をタップしよう。 このように、質問が投稿される。ユーザーベースも大きいので、質問によってはすぐに回答がもらえるだろう。 実際、約10分ほどで気の利いたコメントが付いたため、このお手軽感には驚いた。 その後も回答が付けてくれるユーザーが増え続け、私の質問には数時間で11もの回答が寄せられた。 多くは役立つ内容で、今後への期待が膨らんだのは言うまでもない。 一方、匿名もOKなサービスということもあり、質問・回答ともに今後は荒れてくる可能性は否定できない。運営の手腕も問われそうだ。
質問に回答する
質問へ回答する場合は、質問画面の下部にある回答欄にテキストを入力し、[回答]ボタンをタップする。 質問投稿時と同様に、スタンプや写真なども添付できる。また、左の[匿名回答]にチェックを入れれば、匿名による回答も行える。 なお、スマートフォンでLINE Qに登録したユーザーは、PC版からも回答が行える。
「私も知りたい」で質問を拡散
また、ホームや分野などを閲覧していて、誰かの質問に興味があれば[私も知りたい]ボタンを活用してみよう。 LINE Qを利用しているLINE友だち、またはLINEのタイムラインに質問を拡散させることが可能だ。 より広く、質の高い回答を集めることが期待できる仕組みとなっている。
現金と交換できるポイントも貯まる
質問に回答したり、各質問で質問者が選ぶ最も良い回答「ピッタリアンサー」に選ばれたりすると、現金と交換することができるポイントが貯まる。 ポイントが獲得できる具体的なアクションは以下の通り。 ・質問する ・回答する ・「ピッタリアンサー」に選ばれる ・「私も知りたい」ボタンを押した質問に友だちが回答し、その回答が「ピッタリアンサー」に選ばれる なお「友だちへの質問」への回答などにはポイントは付与されない。 質問1回につき1ポイント、回答では5ポイントが加算されるようだ。 また、現金との交換は10ポイント=1円で、30,000~10,000ポイント単位で可能となっている。