9月25日、「Nexus 7」の国内販売が開始された。「Nexus 7」はアメリカ等で7月に発売されており、売れ行きが好調な7インチのタブレット。その、魅力に迫る。

動画やゲーム等を快適に楽しめる「Nexus 7」

「Nexus 7」はCPUにクアッドコアプロセッサ NVIDIA Tegra 3を搭載しており、OSはAndroid 4.1(Jelly Bean)。重さは340g。ディスプレイは1280x800HDで、IPS液晶。ASUS製造のハイスペック端末だ。 8月から「Nexus 7」を頻繁に利用しているが、使い始めた頃は軽快な動作に驚いた。ホーム画面が滑らかに動き、各アプリもサクサク動く。 Youtube等の動画はスムーズに見ることができ、Webサイトの閲覧も快適。ゲームはストレスを感じることなく軽快に動くのはもちろん、スマートフォンに比べてディスプレイが大きいので、アクションゲームやレースゲームでは別のゲームかと思うくらい迫力が増した。 実際、スマートフォンでプレイしていた時と比べて「Ski Safari」や「Highway Rider」ではスコアを伸ばすことができた。画面が大きい分、判断に余裕が出たのが要因だと考える。

電子書籍を読む頻度が増加

電子書籍の閲覧でも同様に快適だった。Android4.1に対応していた紀伊国屋の書店アプリ(Kinoppy )を使ってみたが、電車の中でも集中してコンテンツを読むことができた。 読み手の感想として、アプリが滑らかに動き、画面のサイズが大きいという状況は、思っていた以上に読みやすかった。それまでは電子書籍をあまり購入していなかったが、「Nexus 7」利用後は次々と本を買って読んでいた。電子書籍を購入するうえで、快適に本を読めるという環境は、とても重要だ。 ただ、電車の中で立ちながら30分程度使うと、「340g」という質量はやや重く感じた。手が疲れてつらいという状況にはならないが、もう少し軽ければ、さらにありがたい。 バッテリー容量は4325mAhで、フル充電で1日持つ。サイズはサイズは198.5(縦)x120(横)x10.45(厚さ)。Wi-Fi(802.11 b/g/n)、Bluetooth、NFC(Android Beam)に対応している。

アプリ等に触れる機会も増加

「Nexus 7」は、価格では格安という印象で(8GB版が199ドル・16GB版は249ドル)、とても満足できるパフォーマンスだ。 「Nexus 7」の購入後は、スマートフォンではコミュニケーションアプリ等を中心に使い、ゲームやWebサイト、動画や電子書籍等の閲覧ではタブレット中心に利用するという、「使い分け」が明確になった。また、画面サイズが大きく一覧性に優れていることと、見やすいタブレット向けのUIのおかげで、TwitterやGoogle+等のSNSの利用体験も明らかに向上した。 「Nexus 7」という性能が高いタブレットを利用したことで、ライフスタイルに変化が生じたというのが正直な感想。ゲームや電子書籍等のアプリに接する時間が、以前よりも増えたのだ。 補足だが、「Nexus 7」はWi-Fi専用モデルで、外出先ではWi-MAX等の回線がないとWebサイトの閲覧等はできない。テザリング可能なスマホを所有しているなら、その回線を使ってオンライン環境で「Nexus 7」を利用することができる。

おすすめのアプリをピックアップ

デフォルトブラウザは「Chrome」

デフォルト設定のホーム画面には、GmailやGoogleマップ、Google PlayなどGoogleのアプリが設置してある。 そして、Android 4.1(Jelly Bean)では、標準ブラウザが「Chrome」になる。 「Chrome」はPCと連携しており、PCと同じアカウントでログインすると、ブックマークを同期することができる。 簡単に説明すると、PCの「Chrome」に保存しているブックマークを、「Nexus 7」の「Chrome」でも表示できる。 また、「Nexus 7」で保存したブックマークをPCで確認することも可能だ。 ブックマークの同期が可能になったことで、家の中で気になったサイトやページ等をブックマークしておき、外出中に「Nexus7」で閲覧する、という使い方が可能になる。 「Chrome」と「Nexus 7」の相性はよく、動きが軽い。ページの表示も速く、webサイトの閲覧にストレスを感じない。

「Nexus 7」でおすすめのアプリ

アプリ管理

アプリを管理するなら、「A Super Box」がおすすめ。アプリのバックアップやキャッシュの削除、タスク管理等で重宝する。

画像管理

画像の管理では「QuickPic」が便利だ。画像表示スピードが速く、画像の一括削除等で力を発揮する。 カメラで撮影した写真やWebサイト等で保存した画像、スクリーンショットで撮影した写真等はQuickPic起動後の一覧表示で簡単に確認できる。 スクリーンショットの撮り方はAndroid4.0(ICS)と同様だ。

ホーム画面

最後にホーム画面。Android 4.0(ICS:Ice Cream Sandwich)以降の端末向けのホームアプリを紹介する。

Atom Launcher:ICSのイメージにマッチするスタイリッシュなデザインが特徴。 Apex Launcher:Android4.0標準ホームを拡張したICS専用ホームアプリ。 Nova Launcher:ICS標準ホームをベースにしつつ、使いにくい部分をうまくカバーするような拡張を行っており、機能がかなり充実している。 Holo Launcher HD:Jelly Bean標準ホームの特長がうまく取り入れられている。

どのアプリも軽快に動く。詳細は「Google Playストア おすすめホームアプリ まとめ」で解説しているので、チェックしていただければと思う。 また、ホームアプリを切り替える際に便利な「Home Manager」も推しておきたい。

Nexus7 スペック

発売日:発売中 ディスプレイ:7インチHD(1280 x 800) OS:Android 4.1 チップセット:NVIDIA Tegra 3 クアッドコア プロセッサ メモリ:内蔵ストレージ 8GB、16GB、32GB / RAM 1GB サイズ:198.5x120x10.45 mm 重さ:約340g フロントカメラ:約120万画素/CMOS バッテリー:約4325mAh Wi-Fi:IEEE 802.11 b/g/n Bluetooth:○ NFC:○ GPS:○ 通信方式:マイクロ USB  Nexus 7        Google                      - 15 Nexus 7        Google                      - 88 Nexus 7        Google                      - 63 Nexus 7        Google                      - 55 Nexus 7        Google                      - 32 Nexus 7        Google                      - 51 Nexus 7        Google                      - 22 Nexus 7        Google                      - 14