米マサチューセッツ工科大学(MIT)の機関誌であるMIT Technology Reviewは、昨年の実績に基づく「50 Smartest Companies」(世界で最も革新的な50社)をランキング形式で発表している。 1位に輝いたのは、ヒトゲノム解析の世界最大手であるIllumina(イルミナ)。市場の重要性が急騰しつつあるなかでトップの座を維持し続けていることに加え、低コストのゲノム解析サービスを提供し始めた点が評価された。 スマートフォンやアプリと密接に関連する企業の中では、Google(3位)、Samsung(4位)、Dropbox(6位)、Square(9位)などが多数ランクインしている。 また、注目しておきたいのは、中国系の企業がランキングに入ってきていること。Tencent(11位)を始め、Baidu(28位)、Xiaomi(30位)などだ。逆に、日本企業の名前は見当たらない。 MIT Technology Reviewによれば、このランキングが焦点を合わせているのは、いまどこで重要なイノベーションが起きているのかということだという。評判は重要視していないため、AppleやFacebookといったおなじみの名前がリストから漏れたとしている(つまり、MIT Technology Reviewは、最近のAppleやFacebookをイノベーションを起こしていない企業と評しているということだ)。
世界で最も革新的な50社ランキング
さまざまな分野からリストアップされた50企業の一覧を掲載した。あなたが知らなかった企業は何社あるだろうか? なお、下記リンクから、さらに詳細な情報や企業ごとのレビューを確認することができる。