LINEは、2020年5月1日に開始するメンバーシッププログラム「LINEポイントクラブ」の特典など詳細について発表しました。この中で、新登場の「Visa LINE Payクレジットカード」以外によるLINE Pay決済は、LINEポイント還元の対象外となることがわかりました。
「マイカラー」から「LINEポイントクラブ」に刷新
LINEは2020年3月30日、LINE Payの還元プログラム「マイカラー」を4月30日をもって終了し、それに代わる新プログラムとして「LINEポイントクラブ」をスタートすることを発表しています。 LINE Pay、還元プログラム「マイカラー」終了へ 新たに「LINEポイントクラブ」が誕生 マイカラーとは、LINE Payでの前月の決済金額に応じて翌月のカラー(=LINEポイントの還元率)が決まるインセンティブの仕組みです。LINE Pay決済をすると、マイカラーに応じて支払額の0.5〜2%相当のLINEポイントが還元されます。 一方、マイカラーの後継となるLINEポイントクラブは、LINEポイントを主軸としたメンバーシップ。過去6カ月に獲得したLINEポイントの実績で分けられる4段階のマイランク「レギュラー」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」に応じて、LINE Pay「チャージ&ペイ」のポイント還元率(1〜3%)や特典クーポンのもらえる枚数が決まります。
LINEポイントクラブの内容 このチャージ&ペイとは、5月1日に提供開始予定の「Visa LINE Payクレジットカード」をLINE Payに登録することで、残高チャージしなくてもコード支払いが可能(クレジットカード請求として後払い)になる新機能です。 「Visa LINE Payクレジットカード」の申込受付が開始 初年度3%還元で上限なし LINEポイントクラブでは、Visa LINE Payクレジットカードを利用したLINE Pay決済(=チャージ&ペイ)は還元率1〜3%と高水準であるものの、3月の発表時点では“それ以外のLINE Pay決済”で還元率がどう扱われるのかが不明でした。 この点、残高によるコード支払いなど既存のLINE Pay支払い方法は、LINEポイント還元の「対象外」になることが今回初めて明らかになっています。Visa LINE Payクレジットカードを持たないユーザーは、LINE Payの基本還元率が0%になってしまうというわけです。
LINEポイントクラブの特典にLINE Payクーポンも
ただし、Visa LINE Payクレジットカードがない場合でも、LINEポイントクラブに規定されたマイランクに応じて「特典クーポン」を獲得できます。 この特典クーポンはLINE Payでの支払いに適用できるため、貯めたLINEポイントの総量(マイランク)やクーポンの種類・割引内容によっては、LINE Payを使うメリットが完全に失われたとまでは言い切れません。 初月となる5月の特典クーポンは下表のとおり。LINE Payの人気加盟店70社以上からマイランクに応じた枚数分を選んでダウンロードできます(5月以降、LINEアプリの「ウォレット」タブで[ポイントクラブ]より入手)。
ローソンやUber Eatsなど幅広いラインナップで、ほとんどは100円または5%OFFという内容になっています。今後クーポンなどの特典は毎月変わるとみられますが、いずれにせよ突然の“基本還元率ゼロ”は波紋を呼びそうです。