LINEのトーク履歴をはじめとする各種データをバックアップして復元する手順を、イラストや画像などを交えて初心者にもわかりやすく解説します。 機種変更を目前に控えている人は、ここをスキップしてバックアップと復元の手順を確認してください。 このうちトーク履歴「以外」のデータは、インターネット通信を経由してLINEのサーバーに最新の状態が記録・保管されるようになっています。自身のLINEアカウントにログインするだけでいつでも最新の状態を復元できるので、ユーザー自身の手でバックアップを取得する必要はありません。 「外部サーバー」というと難しく感じるかもしれませんが、作業自体はとても簡単で3分程度で終えられます。利用している端末のOSに合わせて手順を確認してください(後述)。 本人認証で入力を求められる情報をしっかりと登録・把握しておき、いつでも自分のアカウントにログインできるように準備しておくことが、バックアップ代わりとなるわけです。状況次第で入力を求められる情報は変わるので、万が一に備えて予備の情報(Apple IDやFacebookアカウントなど)も登録しておくとよいでしょう。 「データ通信専用のSIMを使っている」「SIMなし端末で利用している」などのやむを得ない理由がない限り、電話番号は必ず登録しておきたいところです。 どんなパスワードを登録したかの記憶があいまいであれば、再登録して正確なものを把握しておくと安心でしょう。 ただ、パスワードを忘れた際や電話番号変更を伴う機種変更など、イレギュラーなケースでは代替手段としてメールアドレスの入力が求められます。救済手段として役立つので、特別な事情がない限りは登録しておきましょう。 緊急時に確実にアクセスできるように、なるべく自身が普段使っているアドレスを入力しましょう。 万が一、電話番号認証がうまくいかなかった際の保険になるので、登録しておくとよいでしょう。 大切な写真・動画は端末にダウンロードしておくか、あらかじめLINEのストレージ機能「Keep(キープ)」や「アルバム」に保存しておきましょう。手順は後述しています。自身の使っているOSに合わせて確認してください。 ただ、LINE Pay専用のパスワードを設定しないまま機種変更すると、自分のLINE Payアカウントにログインできず、利用停止されてしまう可能性があります。急なトラブルに備えて、パスワードは必ず登録しておきましょう。 ただし、「ゲストプレイ」などLINEアカウントと連携せずサービスを利用している人は注意が必要。どこにもデータが紐付いていない状態なので、データを引き継げません。普段からLINEアカウントでログインした状態で各サービスを利用するようにしましょう。 なお、復元の手順は手元に新旧2台のスマホが揃っている前提で解説します。旧スマホが手元にない状況での復元方法は以下の記事を参照ください。 【2022】機種変更時にLINEの全データを引き継ぎする移行方法 トーク履歴のバックアップに必要な容量としては5GBあれば十分ですが、すでに他の保存データでいっぱいになっている場合、容量不足でバックアップに失敗する可能性があります。事前にiCloudの空き容量を確認・整理しておきましょう。 もしくは有料プランへのアップグレードを検討しましょう。iCloud+で有料プランは50GBで月額130円(税込)から用意され、最大2TBのプラン(月額1300円)まで選べます。 横にアップデートボタンがあれば、これをタップしましょう。一方、開くボタンだった場合は、自身のLINEアプリはすでに最新版にアップデートされているのでそのままでOKです。 なお、5分以上の動画と50MBを超えるファイルはKeepに保存できない可能性があります。その場合は、下矢印マークから端末にダウンロードしましょう。 Keepに保存したファイルは、LINEアプリ「ホーム」タブの自分のアカウント名の横にあるリボンボタンから閲覧・保存できます。 バックアップ完了後、「前回のバックアップ」欄に当日の日付と容量が表示されていればOKです。もし「トークのバックアップ」画面ではなく「データを保護しよう」という画面が表示されたら、[今すぐバックアップ]をタップし、PINコードを設定してください。 (本記事で紹介する)QRコードを使った方法でLINEを引き継ぐなら、復元時に入力は不要です。ただし、その他の方法(電話番号認証など)でアカウントやトーク履歴を引き継ぐときには入力が求められるほか、スマホの故障や紛失など万一のときの救済になるため、設定したPINコードは忘れないようにしておきましょう。 超簡単、iPhoneのデータ移行を「バックアップなし」で成功させる方法 一方で、手元に旧スマホがない場合や、LINEアプリのアンインストール後に同じiPhoneで再度ログインし直す場合は、「QRコードログイン」は利用できません。「電話番号でログイン」「Apple IDでログイン」「Facebookでログイン」のいずれかを選択して認証しましょう。 セキュリティ上、同じQRコードを表示していられるのは15秒間まで。15秒経過すると、自動で新たなQRコードに切り替わります。さらに15秒経過するとQRコードが表示されなくなってしまいますが、[更新]ボタンを押せば再表示できます。 「新しい端末でLINEアカウントにログインしてください」と書かれた白い画面が表示されたら、再び新しいスマホでの作業に移ります。 ここで[ログイン]を押した時点で、古いiPhoneのLINEアプリが初期化されてしまいます。トーク履歴のバックアップ漏れがあった場合、二度と復元できなくなってしまうので、念のために[ログイン]を押す前にちゃんとバックアップが取得されているか確認しておくことをおすすめします。 「前回のバックアップ:」にバックアップを実施した日付が表示されていることを確認し、[トーク履歴を復元]→[次へ]を押してください。 各種アクセス権限の許可/不許可を設定すれば、いつものホーム画面が表示されます。友だちリストやトーク履歴が問題なく復元されているか確認してみましょう。 スタンプ横のダウンロードボタンを押すか、すべてをダウンロードをタップしてください。これでスタンプを復元できます。なお、一度購入したスタンプは何度でも無料でダウンロードできるのでお金はかかりません。 着せかえを利用していた人は、同じ要領で再ダウンロードしましょう。 たとえばGmailで5GB、Googleフォトで10GBを消費している場合、Googleドライブで使える容量は「0」GBです。GmailやGoogleフォトを日常的に使用している人は、気づかないうちに容量がいっぱいになっている可能性があります。事前に空き容量を確認・整理しておきましょう。 ここで空き容量が10%以下だった場合は、[空き容量を増やす]に進み、不要なデータを削除して容量を確保してください。 もしくは、Google Oneの有料プランへアップグレードを検討しましょう。有料プランは100GBで月額250円/年額2500円(税込)から用意されています。 もしLINEアプリがリストにあれば、横の更新ボタンをタップします。一方、リストにLINEアプリがなかった場合はすでに最新版にアップデートされています。そのまま何もしなくてOKです。 なお、5分以上の動画と50MBを超えるファイルはKeepに保存できない可能性があります。ダウンロードボタンを押して端末に保存しましょう。 もし「トークのバックアップ」画面が表示されず、「データを保護しよう」という画面が表示されたら、[今すぐバックアップ]をタップしてPINコードを設定してください。 (本記事で紹介する)QRコードを使った方法でLINEを引き継ぐなら、復元時に入力は不要です。ただし、その他の方法(電話番号認証など)でアカウントやトーク履歴を引き継ぐときには入力が求められるほか、スマホの故障や紛失など万一のときの救済になるため、設定したPINコードは忘れないようにしておきましょう。 PINコードは電話番号を使ってトーク履歴を引き継ぐ際に必要なものです。今回はQRコードを使った方法でトーク履歴を引き継ぐため使用しませんが、バックアップを取るにはPINコードの作成が必須となります。 以下の記事では、AQUOS/Galaxy/Xperia/Pixelなど、各機種ごとに最適なデータ移行手順を紹介しているので参考にしてください。 【2022】Androidスマホの機種変更でデータ移行する方法──機種別にやること全解説 手元に旧スマホがない場合や、LINEアプリのアンインストール後に同じiPhoneで再度ログインし直すときは、「QRコードログイン」は利用できません。「電話番号でログイン」「Facebookでログイン」のいずれかを選択して認証しましょう。 セキュリティ上、同じQRコードを表示していられるのは15秒間まで。15秒経過すると、自動で新たなQRコードに切り替わります。さらに15秒経過すると、QRコードが表示されなくなってしまいますが、更新ボタンを押せば再表示できます。 「新しい端末でLINEアカウントにログインしてください」と書かれた白い画面が表示されたら、再び新しいスマホを取り出します。 なお、「前回のバックアップ:」日付が表示されていない場合や「データが見つかりません」と表示された場合は、バックアップが正常に取得できていない可能性があります。古いスマホのLINEアプリでバックアップを取得し直してください。 トーク履歴の復元が完了し次第、LINEのホーム画面が表示されます。各種アクセス権限の許可/不許可を設定すれば、LINEアカウントへのログインは完了です。友だちリストやトーク履歴が問題なく復元されているか確認してみてください。 なお、一度購入したスタンプは何度でも無料でダウンロードできます。お金はかからないので安心してください。 スタンプ横のダウンロードボタンを押すか、すべてをダウンロードをタップしてください。これでスタンプを復元できます。着せかえを利用していた人は、同じ要領で再ダウンロードしましょう。 OSごとにデータの保存先が異なるためか、「Googleドライブ」に保存したトーク履歴のデータを「iCloud」からインポートして復元することはできないのです(逆もしかり)。 直近のメッセージのやりとりなら新端末でも確認できるので、「会話の流れが分からない」「何について話していたか思い出せない」といったトラブルは起こりにくいはずです。 とはいえ、引き継げるのはあくまで14日間限定です。15日以前のトーク履歴で絶対に残しておきたいものは、テキストファイルやトークスクショといった形で残し、後で見返せるようにしておくとよいでしょう。 終了位置にあたるメッセージをタップしてスクショ範囲を選択したら、スクショボタンを押します。筆者が試したところ、メッセージは156件まで選択できました。 なお、5分以上の動画と50MBを超えるファイルはKeepに保存できない可能性があります。ダウンロードボタンを押して端末に保存しましょう。 LINEコイン、マンガコイン、占いコイン、ルビー・ハート・ダイヤなどを保有している場合は、すべて使い切ってしまいましょう。購入済みのコンテンツやゲームのデータ自体は、異なるOSの端末へも引き継げます。 旧スマホが手元にあれば「QRコードログイン」を選択してください。14日のトーク履歴を異なるOSへ引き継げます。 セキュリティ上、同じQRコードを表示していられるのは15秒間まで。15秒経過すると、自動で新たなQRコードに切り替わります。さらに15秒経過すると、QRコードが表示されなくなってしまいますが、更新ボタンを押せば再表示できます。 すると「新しい端末でLINEアカウントにログインしてください」と書かれた白い画面が表示されます。これで古い端末での作業は終了です。 これで自身のアカウントへのログインが完了し、LINEのホーム画面が表示されます。プロフィール情報や友だちリスト、グループなどが問題なく復元されているか確認してみてください。 スタンプ横のダウンロードボタンを押すか、すべてをダウンロードをタップしてください。これでスタンプを復元できます。なお、一度購入したスタンプは何度でも無料でダウンロードできるのでお金はかかりません。 着せかえを利用していた人は、同じ要領で再ダウンロードしましょう。
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January 13, 2023 · 1 min · 65 words · Shannon Moore