LINEが提供する「LINE(ライン)家計簿」は、アプリのダウンロードなしで、LINEのトーク画面や「ウォレット」タブから家計簿がつけられる無料サービスです。2018年11月12日にスタートして以来、約2カ月で登録者数が200万人を突破しています。 LINE家計簿では、LINEのついでに記録できるため、過去いつのまにか家計簿の存在を忘れて入力が途絶えた、口座やクレジットカードの連携が億劫で使うのをやめてしまった、という人でも無理なく続けられそうです。もっと細かく家計簿を自動記録したいと思ったら、より多機能なアプリ版LINE家計簿とダブルで利用すれば、LINE Payなどの電子マネーや銀行口座などとも連動できます。 今回はLINE家計簿をおすすめする理由を挙げながら、その使い方について紹介していきます。 家計簿アプリ おすすめ8選【iPhone/Android】

【理由1】ウォレットタブやトークから簡単に始められる

LINE家計簿のおすすめポイントは、LINEついでに家計簿もつけられる便利さ。とりあえず家計簿をつけてみるか、といったスモールスタートに最適です。

左:「ウォレット」タブの[家計簿]から始められる右:利用開始後は、トーク画面からでも家計簿をつけることが可能だ まずはLINEを開き、「ウォレット」タブへ移動します。[家計簿]の家マークをタップして、規約を確認して同意すれば、LINE家計簿がすぐに使えるようになります。 同時にLINE家計簿公式アカウントが自動で友だち追加され、トーク画面からも家計簿をつけられます。

【理由2】機能やUIがシンプルで迷わず入力できる

LINE家計簿を開くと、カレンダーが出てきます。デフォルトで今日の日付が選択された状態です。 カレンダーの右下の[+]ボタンをタップして入力画面へ進むと、支出/収入の値段、カテゴリ(食費、生活費など)、日付、商品名など、メモ、写真が入力できます。[登録する]で記入が完了です。

月間で収支の流れを把握できる

重複入力や、間違った金額を記録してしまったときの修正方法です。カレンダーの該当日をタップ→修正/削除したい項目を選択すると、入力画面へ遷移します。画面左下の[削除する]から完全削除が可能。入力値を変更後に[登録する]をタップすれば登録内容が変更されます。 家計簿の[入出金]をタップ(左)すれば、1カ月間の入出金の記録を一覧できます。[カテゴリー](右)では、円グラフで支出、収入が費目ごとに表示されます。 自分がどの費目(美容や食費など)で多く出費しているのか、何日にたくさんお金を使ってしまったかなど、さっと確認するのに便利です。

集計期間のスタート日を変更すれば、給料日に合わせて家計簿が付けられる

デフォルトでは、月初の1日を始まりとして1カ月間でカレンダーが設定してあります。これでもいいのですが、給料日(収入)が20日、25日と月初でない場合は、カレンダーの始まりを給料日に設定しておくと、より正確な収支が計れます。

カレンダー画面の左上にあるメニューボタン[]から[家計簿の集計期間]を選択します。 次に「集計を開始する日」の横の日付をタップすると開始日が選べるようになるので、集計期間開始日を決定します。

画面左上の戻るボタンをタップすると、「集計期間を変更しますか?」と表示されるため、[変更する]を選択後にカレンダー画面へ戻り変更を確認してください。 カレンダーの上部の集計期間がきちんと変更されていればOKです。

【理由3】今月の残高(貯金可能額)がひと目でわかる

「家計簿の集計期間」設定画面にある「設定日が土日祝日の場合開始日を変更できます」 を[設定日前の平日]にすれば金曜日、[設定日後の平日]にすれば月曜日を起点として集計期間を自動変更してくれます。 メニューを開くと「貯金」の項目がある、またはトーク内の[貯金]から直接このページへ遷移できる 「貯金」では、月間の収入から支出を引いた残高が”貯金可能なお金”として表示されるようになっています。「今月は◯◯万円貯金できそうだな」「目標貯金額までにはどのくらい節約しなきゃだめか」などと、ざっくり把握できる嬉しい機能です。

【理由4】アプリ版LINE家計簿とダブル利用で使える機能が増える

LINE版家計簿で無理なく記録していくことに慣れて、もう少し家計簿機能を充実させたい場合は、アプリ版のLINE家計簿のインストールがおすすめです。ニーズの高いレシート読み取り機能や銀行口座連携などが加わり、さらに正確な家計簿になります。

アプリをインストール後、[LINEログイン]を選択して進むと、LINE版家計簿のデータと共有がされます。LINE版とアプリ版がLINEアカウントで紐づくため、どちらかが更新されれば双方に反映されることになります。

レシート読み取りに対応

小さな買い物ほど現金で支払ってレシートが溜まってしまい、入力が面倒になるものです。アプリ版LINE家計簿ならばレシート読み取りに対応しているので、一つひとつ打ち込まなくてもレシートの金額を自動で反映してくれます。

アプリを開き、下にある[入力]をタップすると手入力画面へ遷移します。画面右上の[レシート]マークを押すと、レシート読み取りが開始されます。

商品名、値段など正確に反映され、購入日まできちんと読み込まれていた カメラが起動したら、緑色の枠内に収まるようにレシートをセットします。できるだけ正面から撮るといいでしょう。丸いシャッターボタンを押すと、レシートが読み込まれ、金額、商品の名前、購入日が反映されます。カテゴリーやお店の名前、写真などは自分で手入力する必要があります。よければ[登録]で記録が完了です。

銀行口座やLINE Pay等の電子マネーなど金融機関サービスと連携

アプリ版LINE家計簿ならば、LINE Pay、銀行口座、クレジットカード、電子マネーなど、あらゆる金融機関サービスとの連携が可能になります。買い物やチャージをした収支金額が自動で反映されるため、わざわざ入力する手間を省けるメリットがあります。

一例として、LINE Payと連動させてみます。アプリを開き、右下の「財産」タブで[連携をはじめる]をタップします。連携するサービスを[LINE Pay]にします。

[LINE Pay連携を完了する]を押して完了です。今後はLINE Payでのチャージや支出の記録が自動でつくようになります。

[LINE PAY]を開くと、出入金の履歴が見られる アプリ版LINE家計簿で連携した金融サービスのデータは、LINE版でも共有されています。LINE版では、メニューから「財産」を選択すると紐づけたサービスの収支状況を確認できます。 連動するサービスを追加するときは、アプリ版の画面右下の「財産」タブを開き、右上の[+]をタップしてください。連携ができる金融機関サービス一覧が表示されます。

機関・サービス名は「あいうえお順」「abc順」で並んでいる 各カテゴリー(「電子マネー」や「銀行」など)をタップすると、サービス名や機関名が表示されますが、数がとても多いため画面上部の検索ウィンドウから探すといいでしょう。 連携後は利用のたびに家計簿に自動反映され、手入力よりもより精度の高い家計簿をつけることができます。なお、アプリ版、LINE版どちらにも収支は反映されます。

かわいいスタンプ機能でカレンダーをデコレーション

アプリ版LINE家計簿のカレンダーには、かわいいスタンプや、当日限定のスタンプを押してデコレーションを楽しめます。無機質になりがちな家計簿がスタンプで賑やかになるでしょう。

カレンダー画面で、スタンプを押したい日付を選択し、軽く長押ししてください。今日使えるスタンプが一覧で表示されます。好きなスタンプを選んで[確認]をタップで完了です。 特別な日や使いすぎてしまった日など自由にスタンプをカレンダーに押して楽しんでください。なお、1日に押せるスタンプは1個のみです。

週間/月間で収支や貯金額の比較ができる「レポート機能」

LINE版では利用できなかった「レポート機能」は、LINE家計簿アプリのカレンダー画面の右上にある[レポート]から使えるようになります。

「レポート」では、月間/週間の切り替えができ、それぞれ前回との比較をグラフ化してくれます。先月より◯◯円支出が増えている、3週目にかなり出費があった、などの収支状態や結果をレポートしてくれるわけです。

前月と比較したときの増減が赤文字で記載されている それぞれのレポートを下へスクロールしていくと、記録した写真や、各費目ごとの支出、収入が細かく表示されます。 月間、週間で自分の収支状況を把握できる便利な機能です。

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