Androidアプリ レビュー
最近は自宅付近のエリアのみならず、通学/通勤先のエリアにある図書館でも図書カードの発行が認められるなど、利便性は高まっている。ただ、図書館の検索システムは国内の全図書館を結び付けているわけではなく、市内や区内の限られたネットワークに留まる。こうした不便さを解消する先駆けとなるアプリが「Libraroid - 図書館予約 -」だ。 一度の検索で国内の全図書館にある蔵書を調べられるわけではないが、異なる自治体の検索システムに別々にログインすることなく、特定エリアの蔵書を1つのアプリで検索できるようにする。
使い方はシンプル
まず、検索窓に本のタイトルや著者、キーワードなどを入力すると、該当する書籍が1件ずつ表示される。本の概要や版元、識別情報となるISBNなどを示すとともに、どの図書館に置かれているのかも表示する。 貸し出し可能な冊数、貸し出し中の冊数、予約冊数を表示するため、すぐに借りられるかどうか確認できる。 蔵書はキーワード検索のほか、音声から書名を認識したり、本に付与するバーコードから調べたりできる。例えばバーコードは、書店で販売する本のバーコードを読み込み、図書館で貸し出されていないか調べるといった時に役立つ。
本の貸し出し予約も可能
図書館は事前にエリアを登録できるようになっている。自宅や勤務地周辺の図書館の貸し出し状況をチェックできるわけだ。 最大2拠点まで登録できるのが大きな特徴で、自宅付近と勤務地付近など両図書館を対象に貸し出し状況を確認することが可能となる。 通常なら別々の検索システムにログインし、それぞれ貸し出し状況を確認しなければならないので、同アプリは利便性が高い。 本の貸し出しを予約することもできる。予約画面に進み、「予約」ボタンをタップするだけでよい。図書館を登録するとともに、カード番号とパスワードを記録できるので、その情報をもとに予約処理を進められる。 番号やパスワードを事前登録するため、複数の本を予約する場合でもその都度、番号やパスワードを入力せずに済む。市区町村で異なる検索システムを使っていたとしても、別々のシステムにログインし直す手間もかからない。
