本記事では、Kindle本を読み上げる方法について解説。iPhoneやAndroid端末に備わっている補助機能による方法をはじめ、Alexa(アレクサ)アプリを使用した方法、また読み上げが止まってしまったときの対処法についても紹介します。 もっとたくさん本を読みたいけれどなかなか時間を作れない、途中で読み疲れて読書が長続きしないという人は、読み上げ機能を活用してみましょう。 また、毎月多くの本を読むのであれば、月額980円でKindle本が読み放題になるサービス「Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)」を利用したり、定期的に開催されるKindle本のセールから本を買うようにしたりすると、よりお得に読書を楽しめるのでおすすめです。 読み上げにiOSやAndroid端末のユーザー補助機能を使った場合は、端末が今までと異なる操作感になることがあるので慣れるまでは使いにくくなります。 また、雑誌やマンガなどは画像・イラストが中心になるため、読み上げに対応していません。読み上げ機能は、小説やビジネス書といったテキスト中心のKindle本でおこなうのに向いています。 同じ画面で読み上げ速度や声の種類(女性・男性など)も変更できます。読み上げ速度は左のカメマークにバーの値をずらすと遅くなり、ウサギマークのほうにずらすと速くなります。Kindleアプリで読み上げてもらいながら速度調整することも可能です。 ビューワー上部を2本指で下にスワイプすると、コントローラーが起動して読み上げが開始。読み上げの一時停止やページ送り、読み上げ速度の変更といった操作もコントローラーでおこなうことができ、[×]ボタンをタップすると読み上げが終了します。 Kindle本を開いた状態でSiriに「画面を読み上げて」と話しかければ、コントローラーが起動して読み上げを開始してくれます。 VoiceOverでの読み上げはページごとの読み上げとなるので、何も操作せずに続けて読みたいユーザー向けではありません。またiPhone自体の操作方法が大きく変化するので、操作に慣れる必要があります。 ここではiPhoneの設定アプリからVoiceOverを有効にしますが、iPhoneの操作性が一気に変わるので注意してください。 変更すると今までの操作方法と変わり、項目を選択するには「1回タップ」、選択した項目の決定は「ダブルタップ」、スクロールは「3本指でスワイプ」というやり方になります。慣れるまでは操作に手こずるかもしれません。 3本指で左にスワイプすると次のページをめくり、右にスワイプすると前のページに戻ります。 3本指でダブルタップすると読み上げが停止します。 ページをまたぐ読み上げには対応していないのでフリーハンドでの通読には適しません。ただし、この読み上げ機能は操作性の面で優れているので、1ページごとに読み上げ開始の操作をおこなう手間をかけられる状況であれば使いみちがあります。 「選択して読み上げのショートカット」がオン(有効)になっていて、右下にショートカットアイコンが表示されていれば設定完了です。 [設定]ボタンを押して[テキスト読み上げの設定]を選択します。「テキスト読み上げ」の設定画面が表示されるので、バーを動かして聞き取りやすい速度や音の高さに設定しましょう。 読み上げ機能を使う作品のページを開き、右下のショートカットアイコンをタップ。コントローラーが表示されるので再生ボタン[▶︎]を押すと音声が流れます。 健常者がKindle本の読み上げ目的で利用する場合の注意点は、端末の操作性がガラリと変わることです。慣れていないユーザーが普段使いのスマホでTalkbackを使うと、Talkback機能をオフにすることにすら手間取るはず。Talkback機能を使うための読み上げ専用端末を用意することをおすすめします。 機種やOSバージョンによってはTalkbackを使えないこともあるので、「Android ユーザー補助設定ツール」をGoogle Playからインストールしておきましょう。 [設定]をタップして[テキスト読み上げの設定]を選ぶと、次の画面で音声の速度や音の高さを設定できるようになります。 Talkbackを有効にすることで、スワイプやタップなど、端末の操作感が変わるので注意。必ずチュートリアルを最後までおこない、操作方法を覚えるようにしましょう。 チュートリアルが終了すれば、Talkbackが使えるようになるので、Kindle本を読み上げるための設定は完了です。 単一ページを読み上げるには、読み上げてもらいたいページの中心をタップ。読み上げが終わったら、2本指で右方向へスワイプしてページをめくり、次の画面でページのどこかをタップすると読み上げが再開します。 ほかにもGoogleアシスタントや音量ボタンの操作で、Talkbackのオン・オフを切り替えられます。 今回はiOS版でセットアップやKindle本の読み上げをおこないますが、Android版でも操作はほぼ同様です。 利用規約の確認画面が表示されるので、[同意して続ける]をタップしてセットアップを進めていきましょう。 プロフィールが作成されたら、[機能をセットアップ]をタップしてください。 なおAlexaでの読み上げについても、マンガや雑誌といった一部のKindle本は対応していません。 また、Kindleアプリを起動して読み上げていたKindle本を選択すると、最後に読み上げられていたページまで移動することができます。「移動しますか?」の表示に対して[はい]をタップしましょう。逆に、KindleアプリでKindle本を読んでいた場合、読んでいたページの冒頭から読み上げを開始してくれます。 また、「アレクサ、読み上げ速度を早くして」「アレクサ、通常の速度で読んで」と話しかけると、読み上げ速度の調節も可能です。 読み上げを止める時は、Alexaアプリを終了するか、「アレクサ、読み上げ止めて」と話しかけてください。 「その他」タブの[定型アクション]では、Alexaに実行してもらいたいアクションを文字で入力して登録ができます。 たとえば、読み上げ速度を早くしたり、遅くしたりなどを定型アクションに登録。Alexaに話しかけられない状況でも、読み上げ速度の変更ができて便利です。 読み上げが止まってしまうときには、以下の方法で改善することがあります。 Alexaアプリで読み上げが止まり、再開できなくなったときも、KindleアプリでページをめくってからAlexaアプリに戻って再生し直してみましょう。 「読み上げコンテンツ」のメニュー内にある[声]をタップして[日本語]を選択すると、声の種類が変えられます。 「Otoya」などの追加ボイスは、90MB程度のダウンロードが必要となります。 iPhoneの再起動またはAndroidスマホの再起動で不具合が解消される可能性もあります。 端末を再起動する際は、他のアプリで未保存のデータなどがないか、アプリ一覧で起動しているアプリを確認してからおこなってください。 AlexaアプリとKindleアプリのアップデートは、以下のボタンから各ストアでおこなえます。
Kindle
January 11, 2023 · 1 min · 43 words · Kerri Streit