ついに20日に発売されたiPhone 5sとiPhone 5c。早々と手に入れた人もいれば、まだまだ購入を検討中の人もいるだろう。購入するつもりがあっても、どのキャリアで購入すべきか悩んでいる人も多々見受けられる。端末価格だけで各キャリアを比較することは簡単だが、最終的な支払い総額が決め手になるにもかかわらず、素人目には分かりづらい料金体系になってしまっているためだ。 そこで、この記事ではiPhone 5cに限定して、ドコモ・au・SoftBank各社の2年間の支払い総額で並び替え、低額な順にランキング化した。 iPhone 5sとiPhone 5cの料金プランを詳細にまとめた一覧表を掲載している記事も用意してあるので、ぜひ参考にしてほしい。なお、以下のランキング表は、一覧表と同じ条件で作成している(条件例:auのスマートバリューやSoftBankのスマホBB割が適用される場合を除外)。
iPhone 5c 料金を簡単解説
ランキングを見ると分かるが、auが16GBモデル、32GBモデルともに最も低額で提供する形となっている。 元々、発売前はドコモの学生向けMNP(のりかえ)が最安値を付けていたのだが、auがMNP時に22歳以下に適用されるキャンペーンを2013年12月1日まで実施することになったため、ドコモよりも低額な支払い総額を期間限定で実現することとなった。また、auはSoftBankと同様にiPhone 5c購入者向けに1万円のキャッシュバック(以下、CB)を行っていることも支払い総額に大きく影響している。 また、各社ともにMNPと若年層を大幅に優遇する一方で、機種変更する自社ユーザに対しては冷遇と形容してもよい扱いをしている点にも改めて注目したい。2年間で最大65,800円もの格差が生じている。マーケティング戦略上、仕方のないことなのかもしれないが、「もう少し何とかならないか」という声を聞く機会も多い。
iPhone 5c 16GB 支払い総額ランキング
とにかく安くiPhoneを買いたいなら、このiPhone 5c 16GBだろう。5cは廉価モデルだという印象があるかもしれないが、実力は十分。あまり動画などを保存しないユーザは、16GBで事足りるだろう。
iPhone 5c 32GB 支払い総額ランキング
16GBモデルに比べて、少し立ち位置が見極めにくいのが32GBモデル。性能面で勝るiPhone 5s 16GBと同程度の支払い総額となっている。デザインで5cを選び、容量は大きめがよいユーザ向けか。