iPhoneの「自分のカード」(自分の情報)には、他のアプリやサービスと連動し、自分のデータ(電話番号、メールアドレス、住所、誕生日など)を入力したり探したりする手間を省けるといったメリットがあります。 他方、Siriなどを通じて個人情報が露出しやすくなってしまうケースもあり、ユーザーによっては困った事態に陥りかねません。そして自分のカードを初期状態に戻そうにも、指定してある連絡先データを削除しなければないのも難点です。 そこで本記事では、iPhoneの連絡先(電話帳)で指定してある「自分のカード」を削除する方法を解説します。 ロック中のiPhoneで「Siri」を起動させないようにする方法──個人情報(連絡先)を守り、誤動作も防止する
方法1:自分の連絡先を消す
まず、自分の連絡先を削除することで「自分のカード」をまっさらの初期状態に戻す方法があります。これが基本的なやり方です。 もっとも、自分自身の連絡先データを削除したくないというユーザーが多いでしょう。その場合は、「方法2:適当な連絡先を身代わりに消す」を参考にしてください。
1「連絡先」アプリを開く
iPhoneで「連絡先」アプリを開きます。
2「自分のカード」として登録してある連絡先をタップする
画面上部の「自分のカード」と表示されている連絡先、または連絡先一覧から「自分」が表示されている連絡先をタップします。
3「編集」をタップ
連絡先を表示したら、画面右上の[編集]をタップします。
4「連絡先を削除」をタップ
連絡先の編集画面を下部までスクロールし、[連絡先を削除]をタップします。
5「連絡先を削除」をタップして完了
確認を求められるので、再度[連絡先を削除]をタップします。これで自分のカード(連絡先)の削除が完了です。 なお、連絡先を削除した後であっても、連絡先で自分の連絡先データが「すべての連絡先」画面に表示されてしまう場合があります。おそらくキャッシュが残ってしまっていることが原因です。画面を下に引っ張って更新(リフレッシュ)しても自分の連絡先データが消えないなら、連絡先アプリを強制終了させて再起動してください。
方法2:適当な連絡先を身代わりに消す
自分自身の連絡先を「自分のカード」として表示したくはないが、かと言って自分の連絡先データを削除したくもないというユーザーは多いはずです。 そこでおすすめしたいのが、適当な連絡先を身代わりにして削除する方法です。つまり、いったん適当な連絡先を登録し、その連絡先を「自分の情報」に変更したあとで、前述の「方法1:自分の連絡先を消す」のように適当な連絡先のデータを削除してしまえばいいわけです。
1身代わり用の連絡先を新規作成する
まず、連絡先を適当に新規作成します。作成方法は以下のとおり。
連絡先アプリから身代わり用の連絡先を作成(電話番号などの入力は不要) 連絡先アプリを起動すると表示される「連絡先」画面で、画面右上の[+]をタップします。 「新規連絡先」画面で適当な名前を入力し、画面右上の[完了]をタップします。電話番号の追加などは不要です。これで、身代わり用の連絡先を新規作成できました。 【iPhone】連絡先(電話帳)を新規登録する方法
2「自分の情報」に身代わり用の連絡先を設定する
次に、作成した身代わり用の連絡先を「自分の情報」に設定します。
[自分の情報]をタップして身代わり用の連絡先を選択 「設定」アプリを開き、[連絡先]→[自分の情報]をタップ。連絡先の一覧から作成した身代わり用に作成した連絡先を選択します。
身代わり用の連絡先が[自分の情報]に設定されました。 iPhoneの連絡先で「自分のカード」を設定する方法
3身代わり用の連絡先を削除する
「方法1:自分の連絡先を消す」のやり方で身代わり用の連絡先データを削除します。
「設定」アプリ内の[自分の情報]および連絡先アプリの「自分のカード」から自分の連絡先が削除された これで「自分のカード」から自分の連絡先データを削除し、初期状態に戻すことができました。