Googleは2020年2月6日、Android/iOS向け「Googleマップ」アプリのアップデートを実施しました。アプリのアイコンが刷新されたほか、タブ機能の改善や公共交通機関情報の精緻化、ARナビの進化などがアップデートに含まれます。これらのアップデートはサービス開始から15周年を記念したもので、今後数カ月にわたって段階的におこなわれる予定です。
Googleマップのアイコンが刷新
「地図」のアプリであることを明確に表していたGoogleマップアプリのアイコンが、「ピン」を模したカラフルなデザインに刷新されました。 元々、目的地までの移動を助けることを主な目的として始まったGoogleマップは、15年の歳月のなかで大きく進化しました。地図の表示や移動手段の検索だけでなく、「場所」に関するあらゆる情報を収集・整理してユーザーに提供するサービスに拡張されたことを、新しいアイコンは「ピン」で表現しているといえます。
画面下部のタブが5つに
今回のアップデートでは、画面下部にあった「おすすめ」タブが廃止。今後新たに「保存済み」「投稿」「最新」タブが追加され、「スポット」と「経路(通勤)」を合わせた計5つのタブが使えるようになります。
女性専用車両の有無など公共交通機関の情報がより詳しく
昨年には、バスや電車など公共交通機関の遅延情報をリアルタイムに表示する機能と、混雑度の目安を表示する機能が追加されました。 今回のアップデートでは、電車やバス内の温度から、バリアフリー出入口や係員、保安要員、監視カメラの有無、女性専用車両の位置まで、ルート案内にあわせてより詳細な情報を参照できるようになります。 これらの機能は、3月からグローバルに提供を開始しますが、地域や公共交通機関によって提供状況が異なります。
ARナビの機能拡張
ライブビュー(ARナビ)にも新機能が追加される予定です。まずは目的地までのアシストの向上により、移動距離と目的地の方向をすばやく確認できるようになるとのことです。