Facebookは、ユーザーが個人情報を提供することなく、サードパーティ製のアプリにFacebookアカウントを使ってログインできる機能「Anonymous Login」を発表した。

Anonymous Loginとは

Facebookアカウントなどを使ってサードパーティ製アプリにログインできる、ソーシャルログイン機能は手軽で便利。しかし、ログインの際にアプリ側へ個人情報を提供したり、自動投稿を許可したりしなければならない。 そこで「Anonymous Login」は、アカウント名やパスワードを入力しないでログインできる機能を維持しつつ、Facebookに登録している個人情報をアプリ側に渡さずに匿名でアプリを試せるものになるという。 Anonymous Login対応のアプリでは、FacebookログインまたはAnonymous Loginのいずれかでログインするか選ぶ画面が表示され、後者なら[Log in Anonymously]を1タップするだけでログインできる。 Facebookは現在、いくつかのアプリメーカーとAnonymous Loginをテストしており、段階的に利用可能なアプリを拡大していく計画だという。

アプリに提供する情報や自動投稿の管理もしやすく

このほか、Facebookログインもアップデートされ、友達リストやメールアドレス、誕生日など、アプリにアクセスを許可する項目を個別に設定(オン/オフ)することが可能になる。 また、アプリがFacebookへの自動投稿をおこなおうとする際も、ユーザーの許諾が求められる仕様になる。このアップデートは、数カ月のうちに全ユーザーへ提供される予定だ。

Facebookログインしたアプリ一覧するコントロールパネル

Facebookアカウントでログインしたアプリ一覧のページが刷新され、アプリの削除や設定変更など管理がしやすいコントロールパネルも導入もされる。 同機能は、数週間のうちに順次提供されるという。